食品用の包装紙から装飾用途紙、産業用原紙
まで、広い用途の紙づくりを行う三和製紙。
衛生用品から化粧品、介護用品、キッチン用品、
医薬部外品などの製品の製造・加工メーカーで
ある三昭紙業。
両社の会長である森澤豊明の「納得のいく原料
で、いい製品を作る」という思いから、2006年、原料から一貫した製品づくりへの挑戦として
クリーンアグリは誕生しました。
和紙の原料としてよく使われている楮。
その中でも最高品質な赤楮(アカソ)を低地で株植付け、栽培から剝皮、白皮までを行っています。
また、その工程ごとに生産性を上げ効率的に和紙原料としての楮を生産しています。
この楮を、不織布の原料として配合し、楮の良さを生かした世界初の楮配合不織布を開発しました。
楮栽培において生産量を
上げるために、成木を通常の倍の長さの5m以上に伸ばし、毎年収穫します。
また、高品質を保つために必要に応じて小枝が出ないように芽欠きを行います。
質の良いコウゾの収穫量アップを目指しています。
和紙原料の一つである楮は冬に木を伐って製紙原料とするのですが、伐った痕から芽が出始め、夏には青々とした葉が生い茂ります。
楮の栽培を推進することによって、現状の地球環境を維持するだけの環境保護に甘んじるのではなく、緑豊かな環境を自らの手で少しでも作り出すことを目指しています。